
日本外地都市計画史
外地(台湾・朝鮮・関東州・満鉄附属地・満洲国)の都市計画は、日本の都市計画よりも先進的だったのか?外地(植民地)の都市計画制度を仔細に調査・分析し、日本統治時代の法令の影響を明らかにするとともに、「内地より先進的」とされてきた外地都市計画法令の実態を明らかにする。
■目次
第1章 本書の視点
第2章 外地都市計画の流れ
第3章 伝統都市の改造――京城と台北
第4章 都市計画法令と建築法令の一体化
第5章 郊外の乱開発を防ぐ手法――市街化調整区域と緑地区域
第6章 内地より詳細な土地利用規制――用途地域の細分化
第7章 内地と異なる開発手法――土地区画整理と土地の公有化
第8章 戦後の韓国と台湾での継続
第9章 まとめ――外地都市計画制度と都市空間改造計画の実態
本書の成果
付録1 外地都市計画法令の出典
付録2 (満洲国) 建築法案
あとがき
著者:五島寧
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:276
発行年:2024.09