
ウォーカブルなまちを評価する
「ウォーカブルなまち」とは何か。国内外の取り組みから、その評価指標を分析し、横断的・統合的な評価手法を提案する。
車中心の都市からヒューマンスケールの都市への転換とともに、健康、居住環境、地球環境、感染症のパンデミックといった様々な側面からウォーカブルな都市が議論されてきた。はたして「ウォーカブルなまち」とはどのようなまちなのか、どのように評価されうるのか。国内外のウォーカブル・シティの取り組みや、その評価指標を分析し、横断的・統合的な「ウォーカブルなまち」の評価手法を提案する。
都市空間やモビリティの考察から、そもそも「私たちはまちに何を求めているのか」、「これからのまちがどのようであるべきか」 ウォーカブルを考えることで今後の移動のあり方を考える一冊。
■目次
第1章 なぜウォーカブルなまちが求められているのか 一ノ瀬友博
第2章 世界のウォーカブルなまちづくり
1 ヨーロッパのウォーカブルなまち 柴山多佳児
2 アメリカのウォーカブルなまち 田島夏与
3 日本のウォーカブルなまち 村上暁信 紀伊雅敦、中地遥菜 田島夏与
Column ウォーカブルなまちは誰のためのものか 岩貞るみこ
第3章 ウォーカビリティを評価する
1 ウォーカビリティを評価する枠組み 一ノ瀬友博
2 持続可能な都市のあり方 森本章倫
3 都市構造と街路空間 鳥海梓
4 街路のアクセシビリティ 伊藤佑亮、森本章倫
5 人の移動 長田哲平
6 歩行空間のAI画像分析 曽翰洋、土井健司
7 土地取引価格 柴山多佳児、三輪哲大、田島夏与
8 カーボンニュートラル 松橋啓介
9 ウェルビーイング 岩崎寛
10 暑熱環境 村上暁信
11 人の表情・しぐさ 小嶋文
Column 豊かさの指標から見たウォーカビリティ 岸上祐子、馬奈木俊介
第4章 討論・日本のまちとウォーカビリティ 一ノ瀬友博 浅野幸継 森本章倫、村上暁信、田島夏与、岩崎寛、鳥海梓
著者:一ノ瀬友博+国際交通安全学会 ウォーカブルなまち研究会
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:232
発行年:2025.03