景観学研究叢書 構造物の視覚的力学 橋はなぜうごくように見えるか
認知科学の知見に基づいて、人間が構造物の形態に力と動きを感じるメカニズムを解説。彫刻と橋梁の事例分析を通して論理を展開し、躍動感を持った造形創出および橋の構造デザインを志す人々に向けて新鮮な視点を提供する。
■目次
・序章
・第1章 認知科学とデザイン
力動性の認知/美学における心理学/認知科学とデザインのまとめ
・第2章 構造物と力のイメージ
構造物のデザイン論/構造物形態と力のイメージ/力学の知識と力のイメージ/力が表現された橋梁/構造物と力のイメージのまとめ
・第3章 理論モデルと方法論
認知科学における方法論の分類/理論およびモデル構築の方法論/方法論のケーススタディー/理論モデルと方法論のまとめ
・第4章 力と動きの認知
認知モデル作成の考え方/初期認知/認知の確定/構造物力動性認知モデル/力と動きの認知のまとめ
・第5章 視覚的力学のメカニズム
視覚的力学の対象範囲/視覚情報から力と動きの認知への過程/力と動きのイメージとその要因に関する仮説/認知モデルと仮説による既存形態論の統一的再解釈/視覚的力学のメカニズムのまとめ
・第6章 彫刻と橋梁の力動性認知
形態分析の考え方/彫刻の分析・解釈/橋梁の分析・解釈/彫刻と橋梁の力動性認知のまとめ
・終章
著者:石井信行
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:200
発行年:2003.02
