物語 ものの建築史 建具のはなし
生活の舞台をまさに演出した建具、さらには衝立や屏風などの障屏具はどのようなものであったか、「枕草子」には、妻戸・格子・衝立障子・障子(襖障子のこと)・小障子・遣戸・屏風などが記され、一通り、当時の間仕切装置をみることができる。
■目次
第一章 建具と生活空間の歴史
1 日本でいちばん古い建具
2 重厚長大から軽薄短小へ 扉の技術革新
3 奈良時代の住宅の建具は扉だけであった
4 まぼろしの平安京 京都御所紫宸殿・清涼殿
5 明けぬれば所々の御格子あけ、妻戸おしあけ、半蔀あけひらきて
王朝の生活空間ほか
第二章 戸のバラエティー
1 戸袋は戸隠山か引く雨戸 戸のいろいろ
2 光かがやく黄金の扉
3 家康を驚かせた雨戸の音
4 防火の工夫をこらした土戸
第三章 建具の生産と工法
1 自動ドアを作った飛騨の工 建具職の成立
2 中世建具の宝庫
3 中世の襖障子とその工法
4 一本溝で引き違いにする明障子
5 くるる・くろろ・さる・尻刺し 戸締まりの方法 ほか
第四章 建具余話
1 下らうの一寸戸
2 狐・鼠・猿・猫と建具
著者:高橋康夫
出版社:鹿島出版会
サイズ:四六
ページ数:128
発行年:1985.12
