物語 ものの建築史 窓のはなし
日本建築にあっては、開口部の主流は建具であった。建築空間における明暗の効果に対する細やかな感覚は、茶室の創成過程においてとくに研ぎ澄まされていった。ここに窓によって空間性が既定される建築があらわれるに到る。
■目次
第一章 窓の歴史
1 北窓開く 窓と方位
2 窓 光る壁
3 発掘された古代建築の窓
4 連子と格子 連子が格子に
5 櫛形よりのぞく ほか
第二章 窓の諸相
1 無双窓 建具のない窓
2 火頭窓 唐風への憧れ
3 用心窓
4 大和窓というわけは
5 聖窓 色里の光看板 ほか
第三章 茶室の窓
1 「窓ニハ口伝多シ」
2 窓の自由設計 下地窓
3 連子窓 竹の造形
4 突上窓 窓の機能を立体化
5 墨蹟窓・花明窓 床の間の窓 ほか
第四章 格子窓
1 格子窓 意匠と構造
2 人見梁・人見柱
3 ゑひもせす京格子
4 「白いカーテン」の秘密
5 堺格子は流行おくれ? 堺普請から京普請へ ほか
著者:日向進
出版社:鹿島出版会
サイズ:四六
ページ数:128
発行年:1988.03
