
空間へ 根源へと遡行する思考
1971年美術出版社初版の復刻版。磯崎新の建築家としての出発点を決定づけた「プロセスプランニング論」また思想的自伝「見えない都市」など、1960から70年代の空間論・都市論32編を年代順に収録する処女論集。「精神的ノマド」であった磯崎が、当時何をどう捕らえていたのか。現代の不確定さの中で今なお充分に有効な示唆に富んでいる。
■主要目次
・都市破壊業KK
・1960 現代都市における建築の概念/シンボルの再生/孵化過程/他
・1962 プロセス・プランニング論/都市デザインの方法/日本の都市空間/他
・1964 虚像と記号のまち:ニューヨーク/世界のまち/死者のための都市/他
・1966 媒体の発見/幻覚の形而上学/マリリン・モンロー様/他
・1968 梱包された環境/占拠されたトリエンナーレ/軽量で、可搬的なものたちの侵略/モビール・エイジの都市の光景/他
・年代記的ノート
著者:磯崎新
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:504
発行年:1997.02