神の似姿 テオモルフィスム
古典主義として語ることの無理な建築とわたりあうときに、「空間」と「時間」を非近代的な概念と結合させながら語り始めた端緒の視点が、やみくもに回復させられていることを驚きながら確認し、はじまりから逃れることができないことを思い知った。と著者は言う。著者なりの「空間」「時間」「建築」は近代建築の創始者たちの限定された枠組みを超えて、遠くへ翔んでいってしまった。その記録をまとめたものの一部がこの本である。建築に空間・時間・身体は存在するか。さらには建築を空間・時間・身体という基体概念によって説明できるか‥。
著者:磯崎新
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:298
発行年:2001.10
