奥の細道・芭蕉を解く その心匠と空間の謎
歌枕の地をたどっている「奥の細道」を場所性、空間性に視点をあて読むことで、全くあたらしい芭蕉論を企てる。句と紀行文を新しく読み解き、芭蕉の空間に対する感性に触れ、旅空間、「奥の細道」空間を発見していく。
■目次
・第一章 芭蕉の旅空間
時間・空間/旅の意味/俳諧への旅立ち/門人という方法
・第二章 奥の細道空間読解
場・空間と句/道空間に空けられた異次元空間/奥羽空間へ入る/無句から句作へ/外部空間と内部空間へ/写生、観察、体感/旅を文学へ/新しい空間づくり/対比/奥の細道と都市空間/旅の終末/次の旅へ
著者:安原盛彦
出版社:鹿島出版会
サイズ:B6
ページ数:191
発行年:2006.12
