デザイン/近代建築史 1851年から現代まで
デザインと建築を関連付けて学べる新しいスクールブック。
インテリア、プロダクトから超高層ビル、都市デザインまで、近代から現在までの系譜を相互に結びつけながらヴィジュアルに解説。デザインと建築の両領域で、表現の創造に携わる人々に必携の教科書。
■目次
・はじめに 表現創造領域への新たなスクールブック
・第1章 1850年代から1880年代 クリスタル・パレスからアーツ・アンド・クラフツへ
産業技術革新の実りとしての生活芸術への着目
デザイン事始め、「大英博覧会」と「赤い家」
「個」と「メトロポリス」を読み解く複線の史観
・第2章 1880年代から1900年代 マッキントッシュ、ウィーン分離派からアール・ヌーヴォーへ
世紀末の流動社会と表現
ポスター、家具、そして都市と室内
渦巻く新様式のきらめき
・第3章 1900年代から1920年代 ドイツ工作連盟からバウハウス、モダンデザインの成立へ
規格化によるモダンデザイン成立
規格化とフォーディズムがもたらす新時代
フォーディズム、メディア、警句の建築家
・第4章 1920年代から1940年代 アール・デコ、ヨーロッパからアメリカへ
消費の拡大とアメリカの貢献
モダンライフを切り拓くデザイン
政治と商業の狭間に揺れた最後の装飾様式アール・デコ
・第5章 1940年代から1960年代 ローウィ以後、工業デザインん確立と消費市場
戦時体制と復興
新大陸に開花した高度工業化時代のデザイン
世界制覇をなし遂げたモダニズムの黄金時代
・第6章 1960年代から現在 政治、経済、情報環境の絶え間ざる変化の渦中で
モダンデザインの変質と脱近代
異議申し立てを超えて
建築本来の価値体系への回帰を目指すポスト・モダン
著者:柏木博、松葉一清
出版社:鹿島出版会
サイズ:A5
ページ数:184
発行年:2013.03
