ニッポンの塔 タワーの都市建築史
浅草十二階、大阪城天守閣、東京タワー、通天閣、太陽の塔、六本木ヒルズ森タワー、そして東京スカイツリー・・・。天にそびえる存在に、人は何を見てきたか。物見の塔、公共の塔、電波の塔、大衆の塔、ひとがたの塔、都市の塔、塔の塔。7つの視点から描く、人と街とタワーをめぐる冒険。
■目次
・はじめに 大地から
・1塔 物見の塔 浅草十二階ほか
1 眺望する欲望
2 展望等の発達と衰退
・2塔 公共の塔 大阪城天守閣ほか
1 金鯱を戴く
2 象徴としての復興天守
3 現代の天守閣
・3塔 電波の塔 東京タワーほか
1 電波等の系譜
2 エッフェル塔の追随者
3 東京タワー
・4塔 大衆の塔 通天閣ほか
1 初代通天閣
2 二代目通天閣
・5塔 ひとがたの塔 太陽の塔ほか
1 人型建築 彫刻とビルディングのはざま
2 「自由の女神」と「光雲の大仏」
3 太陽の塔 胎内宇宙での「進化」
・6塔 都市の塔 六本木ヒルズ森タワーほか
1 摩天楼とく文明の装置
2 魔都のスカイライン
3 砂上の摩天楼
4 東京の中心
5 天空の楽園
・7塔 塔の塔 東京スカイツリーほか
1 塔というフロンティア
2 新たな東京のタワー
3 天空に伸びる
4 ジオラマ都市のツインタワー
・あとがき 天空へ
著者:橋爪紳也
出版社:河出書房新社
サイズ:B6
ページ数:199
発行年:2012.05
