図説 キリスト教会建築の歴史
神の光・恩寵に満ちあふれる空間、壮麗な輝きをみせる教会堂の数々。キリスト教会堂建築の歴史をたどる決定版ガイド。聖書のエピソード、四福音史家のシンボル、聖遺物、聖母信仰、巡礼、祭壇画。古代から現代まで、気鋭の専門家がやさしく解説。
■目次
・はじめに
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ミサ/ミサと教会音楽
・第1章 教会建築の誕生 バシリカ形式と集中形式
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ファサードとヴォールト/古代ギリシア・ローマの神殿建築の円柱の様式/洗礼堂の図像-キリストの洗礼の表現/「新約聖書」の四福音史家の表現
・第2章 ビザンツ建築 古代建築最後のきらめき
・第3章 地方性豊なロマネスクの教会建築
・第4章 ゴシックの光 サン・ドゥニ修道院長の新たなコンセプト
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教会堂とオルガン/聖母マリア信仰とイル=ドゥ=フランスの三大ゴシック聖堂/最後の審判とゴシックの薔薇窓/トリプティック(三連祭壇画)
・第5章 完全性をめざしたルネサンスの教会建築
・第6章 ゴシックとルネサンスの融合と衝突
・第7章 プロテスタント諸派の教会建築
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プロテスタントの教会音楽と舞台の上の宗教音楽
・第8章 イエズス会の教会建築
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ヴェネツィア共和国の建築家 パラーディオの教会建築
・第9章 教皇のバロック ベルニーニとボッロミーニ
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墓所としての教会堂/三位一体説への焦点-聖霊を表す白い鳩とバロック/天使とバロック-セラフィム(熾天使)の表現/ゴシックのなかに息づくバロック
・第10章 新古典主義の教会建築
・第11章 ゴシック・リヴァイヴァル
・第12章 近代建築運動と教会建築
・キリスト教の教会建築の変遷
・おわりに
・教会建築関連文献
著者:中島智章
出版社:河出書房新社
サイズ:220×170
ページ数:127
発行年:2012.04
