二十一世紀は江戸に学べ 近代科学技術文明を問い直す
超高層ビル設計の雄である一方、たえず環境問題に気を配り続けた著者が、21世紀の環境とは何か、環境破壊へのカウンタープロポーザルをテーマに語る画期的著書。
■目次
・第一部 原風景
藤沢と「土佐」
戦火を潜り抜けて
体験としての戦争
人間を超えた何かに動かされる
・第二部 設計事務所入社 建築生産の合理化と近代化
銀杏の木の下での講義
山下寿郎設計事務所へ
寝食を忘れ、建築を問いかける
・第三部 創造的組織づくりへの挑戦
「日本設計」設立に至る最後の決断
困難を乗り越え生まれたチームワーク
・第四部 超高層 環境破壊へのカウンタープロポーザル
人間も自然の一部
建築家は作品で評価される
環境破壊へのカウンタープロポーザル
都市開発と歴史的環境保全の相克
・第五部 次世代へ伝承するために
地域に接する「作法」の大切さ
オランダ村、そしてハウステンボス
環境文化研究所
鵜養に見る生活文化の豊かさ
時代の要請を受けて
近代科学技術文明を問い直す
・あとがき
著者:池田武邦
出版社:河出書房新社
サイズ:四六
ページ数:294
発行年:2012.01
