
都市美 第02号 公的空間の作法
昨今、政治家の言葉遣いが汚い。古代ギリシャで議論をするとは公的空間において作法の美学を演じることであった。
美しい都市と空間を提案する『都市美』。本号は「公共性」について問う。
■特集 公的空間の作法
・建築空間は作法を演じる舞台である 山本理顕
・伝える作法 津田大介×山本理顕
・一人ぼっちの作法 仲俊治
・俊のアナーキーを流用する 小川さやか
■街の作法
・両側街の作法 鷲田清一×山本理顕
・横浜都市デザインの作法 北山恒
・未来の横浜市民のために 横尾周
・街をデザインする、役に立つ、無印の会社でありたくて 金井政明
・ドキュメント名古屋造形大学建築記
地域とともにある大学 蜂屋景二
街と人がアートをつくり楽しむ空間を 岡安泉×山本理顕
■論考
・対話するアートとは何か 高橋綾子
・記憶と沈黙 日本のアーティストは日本の近い過去にどう応答したのか後編
谷尾(布野)晶子/訳者あとがき 布野修司
・ポストメモリーとしての「大東亜共栄圏」隣組と町内会 布野修司
■Local Public Award
・宿泊と出版、地域の小商いをつなぐ 泊まれる出版社・真鶴出版 川口瞬
・「ナリワイ×暮らし」のある風景「欅の音terrace」
若林拓哉(つばめ舎建築設計)
・ものづくりを軸に地域社会を再編するコレクティブ 連勇太郎
・路地からはじまる小さな経済・その後
祭り衆がつなげるterritorialshipとtrustship
栃木県鹿沼市旧市街 渡邊貴章、風間教司・永峰麻衣子
著者:山本理顕責任
出版社:河出書房新社
サイズ:A5
ページ数:246
発行年:2021.09