古代出雲大社の復元(増補版) 失なわれたかたちをもとめて
古代日本に、大和王朝と対立した出雲。「大社(おおやしろ)が昔は現在の二倍の高さだったという木造建築の常識からは考えられない、驚くべき伝承は真実なのか。建つとすればどのように建設したのか。
本書は謎に満ちた、古代出雲大社の復元を通して、今までにない古代史へのアプローチに、コンピュータを駆使して挑んだ建設会社、大林組の復元にまつわる物語である。
■目次
・序 「出雲大社の復元」に想う
・第一部 古代出雲大社の心象風景
出雲をとりまく事情/出雲大社の造営/橋と柱
神賀詞奏上にみる異界性
・第二部 復元・古代出雲大社 大林組プロジェクトチーム
神々の国から/出雲の大社が伝えるもの
古建築を復元すること/失われたかたちを求めて
姿をあらわした古代の出雲大社/古代出雲大社の構造解析
立ち上がる古代の姿
・伝説の巨大柱出土に際して
・出雲大社境内遺跡の発掘調査
著者:大林組プロジェクトチーム
出版社:学生社
サイズ:四六
ページ数:246
発行年:2000.06
