あったかもしれない日本 幻の都市建築史
皇紀2600年の万博とオリンピック、臨海の東京市庁舎、最高裁判所のコンペ、大阪万博の初期構想。実現しなかった夢のプロジェクトに「もうひとつの」国のかたちを読む。本書はかたちをとるまでに至らなかった計画や思想、そしてプロジェクトなどを紹介する試みである。物理的には存在していない、イマジネーションのなかだけに構築された「もうひとつの都市建築史」の試みである。
■目次
・はじめに
・第1章 近代化への情熱
官庁街のバロック/復興のモニュメント/夢の琵琶湖大運河
・第2章 郊外の発見 アメリカナイゼーション事始
大師河原のスタジアム 職業野球夜話/甲子園異聞/埋め立て地の航空港/「健康」の呪縛
・第3章 祝祭の帝都
幻の万国博覧会/幻のオリムピック/海に臨む市庁舎
・第4章 大東亜のデザイン
新様式のビジョン/聖地の詩/南方都市/慰霊のかたち
・第5章 歴史に書かれない戦後
復興の理想/民主国家と建築/伝統と創造/未来都市のコア
・あとがき/引用・参考文献/図版出典一覧/初出一覧/人名索引
著者:橋爪紳也
出版社:紀伊國屋書店
サイズ:200×155
ページ数:254
発行年:2005.11
