建築学の基礎 7 建築防災
近年の建築基準法をはじめとする関連法規の改正によって様々な規制が緩和された一方で、性能評価の考え方が取り入れられ安全性に対する考えが強くなってきた。したがって、大学等における建築学の基礎教育においてもこれら安全性の教育が重要視されるようになってきた。これまで建築物の安全性というと大規模な建築物を中心とした耐震、耐風、耐火、避難などについての記述が中心であった。本書ではシックハウス問題、アスベストや戸建住宅における階段、段差、てすりなどの安全性をはじめとし、日常安全性についても言及している。
■目次
・1 概論
はじめに/構造安全性/火災安全性/その他の安全性
・2 構造安全性
耐震安全性/耐風安全性
・3 火災安全性
建築物の火災安全性/火災の実態/火災現象/避難行動と計画/建築材料・構造
・4 日常安全性
日常安全性の考え方/日常安全に関する統計/日常安全性の確保と建築物側の配慮/重大事故の事例
・付表 日本の主な災害と関係法令・制度との関係
・索引
著者:大宮喜、奥田泰雄、喜々津仁密、古賀純子他
出版社:共立出版
サイズ:A5
ページ数:258
発行年:2005.10
