風景学 風景と景観をめぐる歴史と現在 造形ライブラリー 06
風景や景観をめぐる議論は、近年きわめて活発である。哲学や美学、人文地理学などでの議論だけでなく、社会政策としての景観行政がクローズアップされる中で、建築学、土木工学、都市計画学、認知心理学などでも盛んに風景や景観がテーマとして取り上げられるようになった。本書は、これまでの、さまざまな分野からのアプローチの成果を、近代社会の成立・成熟の過程という時間軸により整理することで「風景学」の構築を目指している。
■目次
・はじめに
・1章 風景以前の「風景」
・2章 風景の発見
・3章 規範としての風景
・4章 歴史が作る風景
・5章 近代主義が作る眺め
・6章 都市の風景化
・7章 風景から景観へ
・8章 集落と生活景
・9章 郊外風景の没場所性
・10章 仮構される風景
・11章 生態的風景
・12章 自分が風景になる
・おわりに
著者:中川理
出版社:共立出版
サイズ:B5
ページ数:205
発行年:2008.07
