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家の哲学

セール価格 2,750円(税込)

都市にすべてを位置づけてきた哲学は、今こそ家を論じなければならない。わたしたちの幸福と惑星の未来は家のなかにある

浴室、キャビネット、ベッド、廊下、台所。家を通してわたしは「他者」となり、また「他者」はわたしとなる。家は「雨風を防ぐもの」「所有された空間」ではなく、わたしのメタモルフォーゼが繰り返される、幸福の実験場である。「生」の変様を記述する哲学者コッチャによる、現代の家についての哲学的エッセー集。

■目次

序論 都市の彼方の家

1 引っ越し

2 愛

3 浴室とトイレ

4 家のなかの物

5 キャビネット

6 双子

7 白い粉

8 ソーシャル・ネットワーク

9 部屋と廊下

10 ペット

11 庭と森

12 台所

結論 新しい家、あるいは賢者の石

謝辞

本書の成り立ち

参考文献

訳者あとがき

著者:エマヌエーレ・コッチャ、松葉類

出版社:勁草書房

サイズ:四六

ページ数:196

発行年:2024.06