
登録有形文化財
地域おこしの拠点としての役割も担う登録有形文化財、地域の歴史や文化と強く結びついた1万件を超える登録物件の多様性がそのまま多様な利用法に現れており、地方創生や観光資源の再発見に注目が集まっている。本書は、全貌を俯瞰するはじめての一般書であり、多様で奥深い世界へいざないその魅力を余すことなく伝える。
■目次
はじめに
第一章 登録有形文化財の多様性
第二章 登録有形文化財とは?
第三章 文化財としての個人の住宅
第四章 建築家たちの競演
第五章 最大の特徴は「個性的」であること
第六章 有名施設・著名観光地を補完する建物群
第七章 今も発酵を続ける建物群──醸造王国にっぽん
第八章 地域とともに生きる鉄道
第九章 学び舎を保存する
第十章 生糸を支えた建築群
第十一章 宗教施設──神社仏閣教会のバラエティ
第十二章 水と闘い水を利する──「水道」と「堰堤」
第十三章 著名人にゆかりのある建物群
第十四章 登録有形文化財に「泊まる」
第十五章 街ぐるみで登録文化財を活用
第十六章 地域づくりの核として
終章 登録有形文化財制度の課題と今後
おわりに
物件索引
著者:佐滝剛弘
出版社:勁草書房
サイズ:四六
ページ数:336
発行年:2017.10