ホーム 都市とアーキテクチャの教育思想 保護と人間形成のあいだ

都市とアーキテクチャの教育思想 保護と人間形成のあいだ

セール価格 3,080円(税込)

複合的なアーキテクチャとしての都市は、どのような思想とかかわっているのか。また、人間形成の空間としての学校は、いかに「教育的保護」の問題と連関しているのか。空間構成に関する思想と実践の間に、保護文化が抱えるパラドックスを読み解きつつ、それを超えていく論理を探究することにより、「教育空間」のあり方を再検討する。

■目次

序論 教育にとってアーキテクチャとは何か

第一章 複眼の都市思想 ジンメルによる都市と人間形成

第二章 都市が教育する 「ハウス化」する社会と人間形成

Intermezzo1 コメニウス庭園雑感 あるいはドイツにおける教育空間論

第三章 都市を批判する都市 田園都市という「自由空間」と文化批判

Intermezzo2 田園都市ヘレラウと日本

第四章 「学校共同体」に穴を穿つ アジール論からみた新教育

Intermezzo3 規律訓練論の先を思い描く

第五章 文化のアイロニーに装飾が挑む 芸術家フンデルトヴァッサーの建築思想

著者:山名淳

出版社:勁草書房

サイズ:四六

ページ数:233

発行年:2015.08