思いどおりにならなかった家
ごく普通の家族が、自分の家をもつに至ったプロセスを辿る。小さなその家は建築家によって設計され、地元の工務店が施工するというよくあるパターンで建てられているが、本書ではその過程が建て主側の語りに、建築家が異なる視点でコメントをさしはさむという形で、詳細かつ暴露的に書かれている。
■目次
1 家を建てるための最初の一歩
角地の素案/当事者たち/土地を見極める
2 どんな家がほしいのかを考える
依頼のポイント/設計案「宇宙の缶詰」/家を見る目
3 理想の家を具体化する
10月12日から12月8日までの平面図
4 基本設計と間取りの決定
建て主の選択/夫ひとりで設計プランをひねり出す/驚愕の設計案
5 工事が始まる
見積りと工務店の決定/現場
6 できあがった家に住む
家の名前
著者:佐藤雄一、関厚生
出版社:廣済堂出版
サイズ:A5
ページ数:271
発行年:2004.07
