建築技術 2007年09月号 施工から学ぶ建築物と接合部/分割と接合
■特集 施工から学ぶ建築物と接合部/分割と接合
複雑であると同時に大きな人工物である建築は、多種多数の要素ないしは部分を組み立ててつくられる。現場に即して「組み立て」をイメージすれば、「接合」という言葉が浮かんでくる。しかし、どのような要素や部分を「組み立て」て全体を構成するかを考えるのは、設計という作業に属する。後者の「組み立て」を「分割」といい換えれば、「分割」と「接合」は一組にして不可分の行為である。このところ、構工法という言葉が一般的に用いられるようになったのは、この理由による。本特集は、施工の観点から接合部に光を当てて解説を試みる。その意図は、確実で合理的なつくり方を学ぶことばかりにあるのではない。「分割」と「接合」を同時に構想することに、新たな創造の可能性が潜んでいるからでもある。
1.接合部の設計とは 設計・施工における組立の論理
2.接合方法の種類と力学
3.接合部に関する建築基準法令の取扱い
4.施工から学ぶ接合部の知恵袋
5.各種材料と接合部
6.接合部Q&A
■architectural design
多摩美術大学附属図書館
■特別企画
・環境対応型「特殊水性ポリエチレン系防食・防水材」
著者:
出版社:建築技術
サイズ:B5
ページ数:226
発行年:2007.09
