建築技術 2008年02月号 実務の現場から学ぶ既存住宅の耐震改修
住宅の耐震改修の必要性が叫ばれて久しい。国は耐震改修促進法を制定し2015年までに耐震化率を90%まで高めることを目標としているが、なかなか進んでいない。各種の耐震改修技術について、その費用と効果の関係がわかりにくいのも理由の一つであろう。特集では、木造住宅の耐震改修についての計画と課題を具体例から学ぶ。
■特集 実務の現場から学ぶ既存木造住宅の耐震改修
1.木造住宅の耐震改修の考え方
2.既存木造建築の耐震改修計画
耐震改修の全体計画/耐震改修の補強計画/制震構法による耐震改修計画/免震工法による耐震改修計画
3.補強前の耐震診断/補強後の耐震評価の基礎知識
4.実例にみる既存改修
在来工法の耐震改修 T邸
意匠性を重視した耐震改修 M邸
新設壁を一周させた耐震改修 境南教会
部分的な水平構面の耐震改修 H邸
大正時代の石基礎の耐震改修 MK邸
伝統構法の耐震改修 O邸
伝統構法の耐震改修 A邸
町家の制震・防火改修 西陣ヒコバエノ家
土蔵の耐震改修 輪島
5.耐震改修構法の種類と特徴
■Architectural Design
長野県稲荷山養護学校/北川原温建築都市研究所
・まちのような学校/北川原温
・木で包む学舎のデザイン/神田篤宏
・県産材の供給システムづくり/上原珠枝
・小径短材による架構計画/古川洋+久我一司
・木フレームの建方/神田篤宏
・設備計画/神田篤宏
■特別記事
防煙垂れ壁の品質管理と選択
・新連載
変貌する外装デザインテクノロジー
著者:
出版社:建築技術
サイズ:B5
ページ数:202
発行年:2008.02
