ホーム 建築文化 2000年01月号 日本モダニズムの30人 モダニスト再考II 国内編

建築文化 2000年01月号 日本モダニズムの30人 モダニスト再考II 国内編

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日本でのモダニズム形成において大きな役割を果たした人物(主に1880-1900年代生まれ)をクローズアップ。吉田五十八や丹下健三など、通史で必ずその作品が紹介される建築家たちに加え、逓信省や内務省などで活躍した組織内建築家、さらに研究者、出版メディアの人物も取り上げ、かつてない幅広い視野を展開、総勢21人の論者が、様々な角度から日本のモダニズムの「問題」の闇に光をあてる。中村達二郎、今和次郎、アントニン・レーモンド、村野藤吾、小山正和、堀口捨己、蔵田周忠、今井兼次、坂倉準三、他多数。

■目次

・日本モダニズムの30人 モダニスト再考II-国内編

対談日本モダニズムのハードコアをめぐって 八束はじめ+岡崎乾二郎/中村達太郎 亀裂の保存/佐野利器 都市・テクノロジー・ナショナリズム/角南隆 技術官僚の神域 機能主義・地域主義と「国魂神」/藤井厚二 藤井厚二という不安/今和次郎 ノート-「日本の民家」を中心として/アントニン・レーモンド 表現と表象/村野藤吾 「社会的芸術」として構想されたもうひとつのモニュメンタリティの射程/小山正和 日本的モダニズムの雑誌編集人/上野伊三郎 さまよえる建築工芸/石本喜久治 「建築美」、その転換という作為/山田守 形態の誘惑ーあるいは禁欲的エロティシズム/吉田五十八 本音と建前/蔵田周忠 日本モダニズムの「水先案内人」/森田慶一 IMITIATIO CORBVSIERI-分離派から古典主義へ/堀口捨己 「どうしようもないもの」の形容矛盾/石原憲治 全体性を回復する回路をつなぐ「社会技術」という視座/今井兼次 ドキュメンタリーのモダニズム/伊藤正文 反転する純粋技術/土浦亀城 迷いなく駆け抜けること/岸田日出刀 丹下健三を世に送り出した男/佐藤武夫 建築の政治性と記念性/山越邦彦 「建築 ルート・マイナス1建築→構築」という冒険/坂倉準三 他者による建築はどこまで他者的であり得るか/川喜田煉七郎 ユートピア-アヴァンギャルドの往還/山口文象 「実践へ」/谷口吉郎 転向の射程/白井晟一 伝統のパラドックス/前川國男 木村産業研究所という出発点/小坂秀雄 「体系」の刻印/丹下健三 神話的「日本」と「計画の王国」

・日本モダニズム作品撰

レーモンド自邸と事務所/千代田生命保険相互本社ビル/岡田邸/桃華楽堂/土浦亀城自邸/神奈川県立鎌倉近代美術館/親和銀行本店Ⅱ期/親和銀行本店Ⅲ期懐霄館/神奈川県立図書館・音楽堂/代々木国立屋内総合競技場/香川県庁舎

著者:

出版社:彰国社

サイズ:A4変

ページ数:214

発行年:2000.01