現代建築のパースペクティブ 日本のポスト・ポストモダンを見て歩く
本書では、東京や地方の商業施設や公共施設、住宅、クルマをめぐる空間、そして作家論を通して、現代建築の見とり図を描く。巨大インテリジェントビルから個人宅まで、「現代」を代表する建築の見方・愉しみ方を提案する。
■目次
・序 「現代」建築とは
・第1章 東京建築を見る
パビリオンとしてのブランド建築/六本木ヒルズ/大型開発/リノベーション
・第2章 地方建築を見る
エンタテインメント/横浜/名古屋/仙台/文化の場/慰霊の空間
・第3章 住宅を訪問する
住宅を見るということ/うさぎ小屋とうなぎの寝床/理系の家/文系の家/有名人の家/構成と形式/家族と住宅/みんなの家/集合住宅の行方
・第4章 クルマから観察する
ロードサイドシティの誕生/クルマをめぐる現代建築の視点/ジェットコースターとしての首都高/首都高と丹下健三/メディアのなかの首都高
・第5章 日本の建築家たち
いかにして日本の建築家は世界に羽ばたくのか/平坦な戦場に生きる遅れてきたものたち/東京のイギリス人・イタリア人/安藤忠雄の東京改造計画/木の建築に向かう安藤忠雄/この先の安藤と建築/見えない廃墟 丹下健三を悼む
・中国建築の熱い風 あとがきにかえて
・本書に登場するおもな建築物の索引
著者:五十嵐太郎
出版社:光文社
サイズ:新書
ページ数:306
発行年:2005.07
