
昭和の東京郊外 住宅開発秘史
昭和30年(1955年)。もはや戦後ではなくなった日本で、住宅難にあえぐ人々は自らの土地を、住宅を求めた。開発バブルの中で怪しげな業者も跳梁跋扈し、悲喜こもごもの人間ドラマが繰り広げられたが、それも今では忘れられかけている。当時の不動産チラシ140枚をもとに首都圏各所の「夢の跡地」をたずねる、ありそうでなかった郊外研究。
■目次
序 章 詐欺まがい商法横行す
第1部 昭和の住宅チラシの町に行ってみた
第2部 昭和20〜30年代4大不動産
第3部 幻の戦時国策組織・住宅営団の町
第4部 まだまだあった田園都市
あとがき —どんな住宅地が幸せなのか? —
巻末付録 昭和30年代住宅分譲地チラシ一覧
著者:三浦展
出版社:光文社
サイズ:新書
ページ数:357
発行年:2022.08