NEW WORKSPACE 仕事を変えるオフィスのデザイン
現在、職場では正社員に派遣社員、パートタイマーにアルバイトという様々な立場の人が働き、またスマートフォンやモバイルパソコンなどの通信機器の進化にともない、自宅がオフィスを兼ねる人もいます。集合処理型の仕事が、分散協働型の仕事に移行し、働く環境がめまぐるしく変わるいま、オフィスもそのままではいられません。職「場」のRe:デザインが働く気持ちを変えていく、そのヒントとアイデアを事例を交えながら提案する一冊。
■目次
序章 空間が組織を作り、仕事を作る
・オフィスの位置づけの変化
・組織は自ら作った空間に作られる
第1章 アイデアを生む場所、組織を育てる場所
・分散する仕事、結集するチーム
・チームの知識創造を高める人と行動
・イノベーションを喚起する触媒環境
インフォーマル・コミュニケーション/出会いと交流の場所と仕組み
場所を活かす仕掛け/場所のコミュニケーション・ポテンシャル
デスクワークからテーブルワークへ/チームの行動と支援空間
テーブルワーク・スペース/テーブルワークを支える道具とサービス
非仕事空間の効用
第2章 共有される空間、選択される機能
・標準化できるデスク、標準化できない人
・座る人、歩く人、走る人
・「組織の配置」から「機能の配置」へ
オフィスワーカーの定住度/適業適所の空間/多様なソロワーク・セッティング
調節できるセッティング/ソロワーク・セッティングの仕切り
レジデント以外のための作業空間
第3章 記憶する空間、物語る空間
・変化し始めた人と空間の関係
・メディアとしてのオフィス空間
・物語る空間への期待
組織を象徴する/目指す姿を表現する/プロセスを可視化する
成果を賞賛する/ネーミング表現の工夫
第4章 離れて働く、つながって働く
・人と仕事はどこまで分散するか
・フレキシブル・ワークスタイル
・拡大するワークプレイス
分散拠点をつなぐワークプレイス戦略/センターオフィスの構成
クラブオフィス/空間インターフェイズの標準化/文脈情報でつなぐ
第5章 最適オフィスを作る
・高度化するオフィスデザインへの要求
・オフィスはどこへ向かうのか
・新しいワークプレイスの構築
変革プロセスのマネジメント/百社百様の課題と対策
組織文化を認識する/人の空間、人という環境
あとがき
著者:岸本章弘
出版社:弘文堂
サイズ:A5
ページ数:200
発行年:2011.04
