都市論を学ぶための12冊
人間にとって、都市とはどのような存在なのか?都市をつくり、生きることが人間の社会に何をもたらし、それがわたしたちの社会の現在と、どのようにかかわるのか?都市化の急速な展開、それにともなう大都市の出現は、近代・現代の社会を特徴づけてきた。
古代から現代にいたる人間の社会の歴史は、地域や時代ごとに異なるさまざまな都市の社会と文化が、バビロンやローマ、長安やパリやロンドンやニューヨーク、そして東京のような大都市を中心にネットワークをつくり、それが全世界を覆っていった過程として見ることもできる。そんな都市について学び考えるための、極上の「知」のガイドブック。
■目次
・都市を論じるとはどういうことか
・都市をめぐる大きな物語
・スペクタクルと存在論
・日本の都市とは何だったのか
・市民の共同体としての都市
・現代都市の発見
・都市という危険な領域
・過去と未来の間で
・舞台としての都市、上演としての盛り場
・都市と都市論のポストモダン
・20世紀のアーバニズム
・書を持って町へ出よう
著者:若林幹夫
出版社:弘文堂
サイズ:四六
ページ数:295
発行年:2014.03
