
建築知識 2017年07月号 ZEHのあらゆる矛盾を解消!ゼロエネルギー・ハウス完全対応マニュアル
2020年には、ZEHが新築住宅の標準レベルになる。本特集は、ZEHと建築物省エネ・長期優良住宅・フラット35S・瑕疵担保をクロスチェックすることで、これまで建てられてきた住宅との差をスッキリ整理し、分かりやすく解説。ZEHレベルはもちろん、それ以上の性能を担保しつつデザイン性も高い事例を集め、部位ごとに写真・図面などで丁寧に解説。読めばZEHに対して感じていたハードルが一気に下がる、超実践マニュアル。
■目次
・はじめに
断熱性能を強化してエネルギーに依存しない住宅を目指す
・制度
ZEH、住宅3法と品確法の関係
ZEHの基本は一次エネルギー消費量の削減率
-20%以上+創エネで正味100%以上の省エネ
瑕疵担保履行法はZEHと太陽光パネルで関連
長期優良住宅はZEHとセットで考えたい
ここが変わった!建築物省エネ法
フラット35のおさらい
・UA値と7AC値は、熱の逃げやすさ・入りやすさを表す
・優遇 各制度の補助金・減税・優遇オールガイド
・手続き 各制度の手続き・検査の流れ
・省エネ住宅
快適さを可視化して設計に組み込む
ZEHに認定される建物のスペックとは
ZEHレベルを無理なくクリアするための適切な性能を知る
躯体性能を上げると、設計の自由度が増す
・配置 配置計画は日射から考える
・地盤 地盤調査と地盤改良の要否は漏れなくチェック
・基礎 基礎の立上りは300~400mm以上を確保
ベタ基礎の配筋は各制度で異なる
高性能な基礎こそが省エネ性能向上の近道
・基礎断熱 床下の防湿・断熱対策は確実に行う
・配管 配管は、点検口の位置と床下空間の有効高さに注意
・土台・軸組 防腐・防蟻・防水を徹底して耐久性を強化
・設備 家庭用エアコンを活用して快適な温熱環境を実現
・省エネ
省エネ計算は「仕様基準」による簡便な計算と詳細な「計算」の2種類
仕様基準では外皮の断熱性能は熱貫流率か熱抵抗値いずれかの規準を満たす
仕様基準における開口部の断熱性能は建具+ガラスの仕様で決まる
開口部の日射遮蔽性能には付属部材が考慮される
設計一次エネルギー消費量を基準一次エネルギー消費量以下にする
・結露 防湿層と通気層を設けて結露対策
・外壁 夏場の遮熱対策には木の外装材が有効
・断熱材 壁体内の結露防止が断熱性能確保の鍵
付加断熱により断熱性能を高める
・屋根 屋根もしくは桁上の断熱で真夏も快適な家に
・開口部 高性能サッシは納め方に注意
窓からの日射は建物の外側で防ぐ
著者:
出版社:エクスナレッジ
サイズ:B5
ページ数:156
発行年:2017.07