神戸の住宅地物語
神戸の住宅地はどんな経緯をもつのか。幻となった計画、消えてしまった住宅地、鈴蘭台や垂水のクラブ前など地名の謎にも迫る。東は六甲アイランドから北は鹿の子台、西は玉津出合の住宅地まで。
■目次
・はじめに
・神戸の住宅地開発の胎動
北野の異人館街/日本人が開発・・住吉・御影の住宅地
原田の森の宣教師の住宅地/六甲山の住宅地
大正デモクラシーの住宅地・・佐藤春夫と西村伊作 ほか
・昭和初期から終戦まで
裏山の開発/神戸電鉄と北神の開発/鈴蘭台で健康住宅展覧会
なぜか山陽電鉄の社史に鈴蘭台/山陽電鉄の分譲地
垂水のバス停「クラブ前」の謎/ジェームス山 ほか
・戦後の住宅地開発
市の復興計画がその後の神戸を決める
神有電鉄は神戸駅につながる計画だった/町村の大合併
町村の大合併/六甲ハイツ・・連合軍家族用住宅地 ほか
・団地からニュータウンへ
玉津土地区画整理事業/昭和40年のマスタープラン
団地かニュータウンか ほか
・人口からみた神戸の住宅地
対象とした58団地/いつ、どこに団地ができたか
全市の人口と団地人口/区毎の団地人口 ほか
・主要20団地の人口推移
神戸市の人口動向/人口が増加している団地
高齢者が多い団地と少ない団地 ほか
・阪神淡路大震災と新住宅開発地
郊外住宅地が多くの住民を救った/仮設住宅用地となった新開発地
西北神へ震災による人口移動 ほか
・神戸の住宅地に系譜はあるか
新都市開発へ絶え間ない意欲/電線の地下埋没
輸入住宅/近隣地区/緑道の変遷・・人と車の関係 ほか
・住宅地の名前
「北神」の名前のルーツは/鈴蘭台の駅名は公募したか ほか
・住宅地・路上探検
古墳を囲む団地・・天王山(西区)
神社を囲む団地・・若宮団地(西区)
舞多聞(垂水区)/ナスカ絵のような団地 ほか
・むすび
豊かな住宅地開発の歴史がある/良い住宅地の勧め ほか
著者:大海一雄
出版社:神戸新聞総合出版センター
サイズ:A5
ページ数:172
発行年:2013.09
