建築ジャーナル 2026年09月号 戦争と建築
世界のあちこちで戦火があがっている。ウクライナ、ガザ、イラン…。毎日のように悲惨なニュースが流れ、破壊された建築や都市、傷ついた人々の映像に心を痛める。戦地から離れた日本でも、あらゆるモノの値段が高騰し、日常生活はもちろん、建築業界でも、資材高騰などの影響で工事がストップするなど、大きな影響が出ている。戦争による傷と回復、分断と和解を考える。
■特集 戦争と建築
・戦争のただなかで
守られているキーウの景観 平野高志
記憶とアイデンティティを守る
ウクライナの戦時下における建築家の実践 ガリーナ・シェフツォバ
ウクライナとレバノンの現場から 戦争と市民の生活 志葉玲
モルドバとウクライナにおける修繕事業活動報告 久貝隆介
ガザにおいて、建築とは人生そのものである 桑山紀彦
銀杏と、オリーブと、駅(または学術界)の外に立つこと オザイアー・スールージー
廃墟以前 建築、関係、消滅の現象学 アブダラ・バヤリ
もしも戦争が都市だったら ハラ・バラカット
パレスチナの主権 あるパレスチナ人研究者の生きた体験にもとづく思索 アンワー・ジャバー
■戦争の後遺症と回復
関係を建て直す「場」をつくりだす建築
ルワンダの「償いの家づくり」から 佐々木和之
壊れた家 アメリカ先住民国家同盟ホーデノショーニの土地と住居
スコット・マニング・スティーブンス(カロニアクタツィエ)
戦争の記憶を建築はどう継ぐか ベルリン、ドレスデン、ミュンヘンの事例から 竹田真志
生き残ったモスク マラウィ市における戦争・記憶・復興 イスラーム都市を襲った戦 ライハン・ユソフ
■映画
私が知っている旧ユーゴスラビアの二、三のこと リム・カーワイ(林家威)
戦争トラウマを生きる 暴力の連鎖を断ち切るために 島田陽麿
■コラム
歴史の波間に、日常を編む 北原史香
空間の断絶と連続性を見つめて
ウクライナで見た「継承」という建築行為 松富謙一
RESIST! プロテストの都 テルアビブ 村井華代
著者:
出版社:建築ジャーナル
サイズ:A4
ページ数:140
発行年:2026.09
