日本の建築 明治大正昭和 1 開化のかたち
大工棟梁・技術者たちが切り開いた初期洋風建築を紹介。
「職人の世紀江戸にきたえられ、木の建築を空気のように吸って育った日本の大工棟梁にとって、石に由来する西洋の建築とは、いったい何であったのか。幕末から明治初年にかけ、草深き地方にまで吹き抜けた文明開化の熱風が全国各地に遺していった、擬洋風建築と呼ばれる独創的建築の一群。長崎五島列島の切支丹が、日々の祈りのなかで手づから建てた古拙な天主堂。また、北海道開拓のために移入された、アメリカ開拓者の建築。こうした初期洋風建築が日本の夜明けを高らかにうたいあげる」
■目次
・写真構成
・初期洋風建築の世界 写真 増田彰久、解説 越野武
教会堂、コロニアル・スタイル、産業建築、開拓使の遺産、擬洋風
開化のかたち 執筆 越野武
・はじめに
一、胚芽 幕府・雄藩の産業建築、開港場居留地の建築
二、波紋 地方の洋風官衛、初等学校の役割
三、群像
洋風建築の鼻祖 清水喜助
工部省と開拓使 林忠恕・安達喜幸
地方官の棟梁建築家 山添喜三郎・清水義八
自在なかたちの創出 立石清重・高橋兼吉・堀江佐吉
キリスト教建築 鉄川与助
四、裾野
・棟、軒・破風、柱頭、窓・扉
・主要参考文献
・年譜
・初期洋風建築関連年表 明治十九年まで
著者:越野武
出版社:三省堂
サイズ:A4変
ページ数:
発行年:1979.01
