日本の建築 明治大正昭和 2 様式の礎
日本の近代建築の礎を築き上げたロマン主義者コンドルと明治時代最高の記念碑赤坂離宮を建てた宮廷建築家・片山東熊の全作品を、ダイナミックな建築写真で再現。壮麗にして典雅な本格的様式建築群。
「髷を落とし、刀を捨て、はじめて製図器を手にした工部大学校造家学科の生徒たち。彼らの待ち焦がれていた専任教師がやって来た。ロマン主義の昻まりの中で、異国への憧れから、英国での将来を捨て、青春を賭けて来日した、建築家ジョサイア・コンドルであった。彼は、建築教育と洋風建築の導入に情熱を傾け、豊饒な様式で明治を彩り、近代建築の礎を築き上げた。愛弟子の一人片山東熊は、国家主義の昻まりの中で、宮廷建築に生涯を賭けて生きた。彼は、師や海外から学んだ様式を、不朽のモニュメント赤坂離宮に結集し、明治の栄光を高らかに奏でた」
■目次
・写真構成
様式美の開花 写真 増田彰久 解説 小野木重勝
前・中期コンドル、後期コンドル、赤坂離宮、片山東熊その他
・様式の礎 執筆=小野木重勝
「ジョサイア・コンドル」
揺籃期の日本、コンドルの生いたち、ロマン主義のなかで
建築教育、顧問建築家として、日本趣味と著作活動、人間コンドル
前期の作品、中期の作品、後期の作品、邸宅建築の特徴
地震とコンドル、その終焉
(登場する作品)訓盲院・上野博物館・鹿鳴館・ニコライ堂・海軍省
岩崎邸・ドイツ大使館・三井倶楽部ほか
「片山東熊」
少年奇兵隊士、工部省技手、公務省技手、栄光への道、人がら
宮廷を彩った作品、代表作赤坂離宮、赤坂離宮の構造・設備
栄光のかげに
(登場する作品)栃木県庁舎・表慶館・赤坂離宮・北白川邸・日赤中央病院
京都博物館・奈良博物館ほか
・文明開化のシンボル鹿鳴館
・宮廷建築の精華赤坂離宮
・コンドル年譜
・片山東熊年譜
ほか
著者:小野木重勝
出版社:三省堂
サイズ:A4変
ページ数:180
発行年:1979.04
