藤森流自然素材の使い方
建築史が専門の建築探偵・藤森照信が、自ら設計を手がけた作品(8点)をベースに、木や石や土や植物など弱い素材をどう扱えばよいか、小学校時代の体験や建築探偵としての眼力で培った経験をもとに、その奥義を披露。自然素材ブームやエコブームとは一線を画した、野性味あふれる体験談満載です。また共同設計者との設計対談道場では「脳が快楽するとき」「月夜の夜更けに濃さを見た」「楽しき窮余の一策」「対決!2人の大統領」「緑の奇天烈大作戦」など、スリル満点。コラムでは「植物と建築の蜜月」「縄文建築団誕生記」「モダニズムと自然素材」など、味わいのある視点を堪能できます。
■目次
・はじめに 自然素材の使い方
・Part1 自然素材を荒々しく 神長官守矢史料館
・Part2 緑を線で使う タンポポハウス
・Part3 緑を点で使う ニラハウス
・Part4 緑をシンボリックに使う 本松ハウス
・Part5 白い空間をつくる 秋野不矩美術館
・Part6 多柱空間をつくる 熊本農業大学校学生寮
・Part7 緑を面で使う ツバキ城
・Par8 竹と炭のからみとしばり ザ・フォーラム
著者:藤森照信、内田祥士、大嶋信道、入江雅昭、柴田真秀、西山英夫、桑原裕彰
出版社:彰国社
サイズ:A5
ページ数:247
発行年:2005.09
