装飾の復権 空間に人間性を
〔装飾の復権〕は非常に重要だと思っている。自然を殺傷し、人間性を欠いた画一的な空間が、加速度的に多くなっている。「人間」を取り戻すことは「装飾」をこそ復権することだ。「装飾」は、合理性や理性で割り切れるものではなく、感性、好みといったようなものであるが、そのようなものが人間性を象徴し、それを建築から排除していったことが間違いであった。と著者、内井昭蔵は説く。今こそ、建築に〔装飾の復権〕を!
著者:内井昭蔵
出版社:彰国社
サイズ:A5
ページ数:193
発行年:2003.12
