「明日の田園都市」への誘い ハワードの構想に発したその歴史と未来
100余年前、エベネザー・ハワードによって『明日の田園都市』の初版が刊行され、その構想によって田園都市レッチワースが建設された。以来、その系譜は世界に及び、綿々と今日に引き継がれてきた。本書は、そのハワードの名著を誕生の背景から読み直し、かつイギリスにおける田園都市の展開はもちろん諸外国やわが国への影響をたどることを通して、田園都市構想の未来へ向けた可能性を探っている。そこには、物語調の語り口を通して、今日の課題であるエコシティ、あるいはコンパクトシティ構想などについて、多くの示唆を発見できるだろう。読み直されたハワードの構想は、驚くほど新鮮であり、刺激的である。
著者:東秀紀、風見正三、橘裕子、村上暁信
出版社:彰国社
サイズ:B6
ページ数:246
発行年:2001.10
