建築が病院を健院に変える 変貌するアメリカと日本の現状
いま、世界の病院建築は激しく変化している。日本の病院建築も大きな変革を迫られるだろう。病気のための建築から健康のための建築に、つまり建築が「病院」から「健院」に変える問題意識を持つことが重要課題であるといえる。医療が変われば施設面でも大きな変化が求められる。その点で、先進的なアメリカの病院がどう変化してきたかは参考になる。アメリカの病院建築とわが国を比較しつつ考察された本書の、日本の医療福祉施設はどうあるべきかを論じた病院建築の専門家による主張は、日頃、医療福祉施設の計画・設計に携わっている人びとにとって参考になる考え方を示唆するものである。
著者:健康デザイン研究会
出版社:彰国社
サイズ:B6
ページ数:195
発行年:2002.06
