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図説 西洋建築史

セール価格 3,080円(税込)

本書は、基本の通史を押さえながらも建築史の面白さがわかる切り口で展開した教科書である。建築は時代別、国別、様式によってさまざまな流れやかたちがあり、かかわる建築家等もまた興味深い。各時代15話のキーワードでまとめられ、1話につき見開き完結、図版を多く載せている。7人の建築史家のコラボレーションによる斬新でユニークな西洋建築史入門。

■目次

・古代

粘土の王国/永遠なる建築を求めて/ギリシア神殿の建築美/建築の文法としてのオーダー/ランドスケープと神域/古代民主政の都市生活/ゾーニングと景観の都市計画/ローマの市民生活の中心-フォルム/ローマ都市の娯楽施設/ローマ都市の都市住宅/地中海都市の基礎としての古代都市/ヴィラ建築のはじまり/記憶の継承/帝都の建築 属州の建築/古典建築を造るもの

・中世

「神の家」の建設/死と再生の場/古代最後の輝き/ビサンツの煌めき/瞑想から生まれた帝国/ロマネスクの石/罪深き愚か者/異文化混淆の建築/ゴシックの光/教会堂の空間/遍歴する職人/都市の空気/小宇宙の秩序/聖と俗のはざま/世俗権力の構造物

・ルネサンス

フィレンツェ・花の都/再生という名の創造/音楽、数学、科学との関係・ヒューマニズムと教会建築/書物の力/透視図法と新しい世界観/宮廷文化とパトロン/建築家像の変遷/偉大なるパラッツォ/美しき田園のヴィラ/ルネサンス都市の理想像/ルネサンスの祝祭性/マニエリスムの創造力/ルネサンス建築の伝播/北方での多様な展開

・バロック

反宗教改革の建築/教皇の都市ローマ/装いに真実を求めて/ドームの幾何学/王権の建築/王権とパリの勃興/野外祝典とフランス式庭園/機械の幻惑/建築と新旧論争/百花繚乱のロココ/啓蒙絶対主義と後期バロック/市民の建築/都市と国家戦略/劇場建築の発展/図面の力

・新古典主義・19世紀

新しき古代/原初からの再出発/幻視の建築家たち/風景の中の建築/廃墟の美学/建築家の旅/ギリシアを尋ねて/ゴシックの再燃/建築の蘇生術/「様式」の乱立/集うブルジョア/快適な都市をめざして/ヨーロッパ世界の拡大/工学としての建築/高さへの挑戦

・ヨーロッパの建築史年表/おわりに/参考文献リスト/人名索引/建物索引

著者:陣内秀信、太記祐一、中島智章、星和彦、横手義洋、渡辺真弓、渡邊道治

出版社:彰国社

サイズ:B5

ページ数:195

発行年:2005.04