風・光・地・神のデザイン 世界の風土に叡智を求めて
アフリカの熱帯や中近東の砂漠、あるいはチベットやモンゴルと、西洋の文明圏以外の発展途上国の世界には、気候、風土、宗教、歴史等にまつわる、想像を超えた生活の叡知が集積されている。これらの叡知を自分の血肉とし、さらに建築デザインの精神を培うためには、視点を変えてモノを見る努力が、いかに大切かを、本書は示唆している。著者は、丹下事務所で多くの海外プロジェクトに参加し、現地に滞在した豊富な経験を持つ。
■目次
・第一章 風 知恵と工夫
トルファン、ヘールタル大草原、アブジャ、ボルネオ
・第二章 光 空間のドラマ
ラサ、サナアとシバーム、カイロ、コロンボ
・第三章 水 自然が作り出す都市
バンダール・スリベガワン、アンコール・ワット、ハノイ、ドブロフニク
・第四章 地 大地に描かれた都市
シャンディガール、ヒンヤオ、アレッホ、満州
・第五章 神 絶対的支配
マドゥライ、イスファハン、エルサレム
・現地までのツーリスト情報
著者:古市徹雄
出版社:彰国社
サイズ:四六
ページ数:248
発行年:2004.03
