木造住宅設計教本
著者の長年にわたる住宅設計活動の経験から得られた、木造住宅の設計手法が盛り込まれた本である。日本の家の特質は、自然の中に住むことを基本としてその形を決めたものであるが、最近それが憂慮すべき状況にある。今、改めて環境保全の時代に応えるために、環境共生の考え方を木造住宅の設計において実践する。それは、まず普段からのあらゆる条件でのデザインシミュレーションを繰り返し、自分の考えを構築することである。そのための設計ポイントを、著者の実例をもとに具体的に解説している。生活するとはどういうことか、それを組み入れる設計とはどういうことかが納得できる教本である。
■目次
・第1章 総説
・第2章 家の形
空間性/架構性/可変性
・第3章 家の内容
自然性/生活性/環境性
・第4章 棲居の再生
・第5章 チェックポイント
著者:吉田桂二
出版社:彰国社
サイズ:B5
ページ数:134
発行年:2006.01
