民家再生の実践 ひろがる活用法とその設計
「民家再生」とは、歴史的建造物ではない、普通の人が暮らす民家を、現代生活に対応した生活空間として甦らせることである。前書「民家再生の設計手法」は民家再生の設計におけるアプローチを示したが、本書では降幡廣信が過去四半世紀にわたり手掛けてきた仕事から26事例を精選し、再生の計画と設計のポイントを深く掘り下げ、民家再生に必要な実践手法の集大成をはかった。家並み・街並み、住まい、店舗、公共施設の4つの章で構成したが、これは民家再生の仕事の広がりを物語る。参考として、施主に再生に踏み切った理由などのアンケートをとりまとめた。また、民家再生の鍵となる木・土・色・闇をクローズアップし、民家ならではの良さを浮き彫りにするコラムを設けた。
■目次
・はじめに 降幡廣信
・1章 家並み・街並みを再生する実践手法
・2章 住まいとして再生する実践手法
・3章 商業スペースとして再生する実践手法
・4章 公共スペースとして再生する実践手法
・あとがき
著者:降幡廣信+降幡建築設計事務所
出版社:彰国社
サイズ:B5
ページ数:205
発行年:2006.12
