都市の水辺をデザインする グラウンドスケープデザイン群団奮闘記
都市の水辺は、人びとの生活の風景としてどう存在しているか、また、その土地ならではの顔としてどうデザインしていくべきか・・・都市の景観づくりにおいて、構想・計画から施工管理に至るトータルにコーディネートされたデザイン体制はそう容易に実現できなかった。本書は、近年、全国のまちづくりでトータルな景観デザインを実践している立場から、都市計画、土木設計、プロダクトデザイン、文化財修復などの分野で活躍中の専門家がコラボレーションしてやり遂げた、水辺のプロジェクト奮闘記である。来るべき「景観法」時代のまちづくりを先取りした実践録。
■目次
・第一章 人々が都市の水辺に求めたもの
都市の水辺とは/高水敷公園、環境護岸からトータルデザインへ/デザイン・コラボレーションのはしり
・第二章 都市の水辺デザインを実践する
門司港レトロ地区/浦安境川水辺/桑名住吉入江/野蒜水門/油津堀川運河/万代橋照明復元
・第三章 都市の水辺デザインを担う専門家
土木におけるコラボレーションの実際/強い個性のぶつかり合いそれこそがコラボレーション/「べからず」八カ条/歴史を現代に活かす職能/市民と行政をつなぐ
・補章 河川環境整備行政の歴史
・あとがき
著者:篠原修、岡田一天、小野寺康、佐々木政雄、南雲勝志、福井恒明、矢野和之
出版社:彰国社
サイズ:B6
ページ数:235
発行年:2005.06
