デザイナーのための建築事業収支計画
今、建築として何が求められているかを的確に把握し、建築事業企画を具体化し、建物の用途、規模、資金、利回り、税金等を具体的な数値としてとらえることにより、初めて建築の形が現れてくる。航海に必要な羅針盤のように、具体的な数値を指針とすることは、建築計画の方向を誤らず、安全に所期の目的に到達できる。事業の総体を把握し、それによって事業主の信頼を得て建築事業を推進し、実践するための実務書。
■目次
・I 事業計画編
1 事業収支のガイドライン
事業収支の概算計算 5分でできる計算法/事業収支の計算例とその応用 六つの計画事例から実態数値をつかもう
2 安全な事業のために
危険な事業とは 陥りやすい計画/リスク回避を 専門家の役割と責任
3 事業を方向付けるキーポイント
事業主の実態把握 隠された内面を見逃すな/事業の目的を見定める 収益と節税のいずれか/立地の判断 客観的に評価する
・II ケーススタディー編
1 実施作業の前提条件
建物の用途はよいか チェックリストで再確認/収支計算に必要な前提条件 建物の寿命と収入支出の確認
2 事業収支計画書
計算書の仕組み 実際の計算はこうする/事業収支計画事例 具体例でケーススタディ
・付録 事業企画書のつくり方
著者:田中修一
出版社:彰国社
サイズ:B5
ページ数:221
発行年:2007.05
