建築の理(ことわり) 難波和彦における技術と歴史
難波和彦が東京大学在職中の6年間に行った活動を軸に、これからの建築デザインと建築教育のモデルを立体的に浮かび上がらせようとする書。
難波が建築デザインを行う上で積極的にコラボレートした「歴史」「構造」「環境」の相互作用を、鈴木博之、佐々木睦朗、前真之が具体的に書き下ろす。また教育と実践の場を有機的に連携させようとした難波の活動を石山修武が書き下ろす。それぞれの難波論の後ろには難波本人による書下ろし応答エッセイを、最終章では執筆陣と難波の座談を収録。
■目次
・まえがき 伊藤毅
・第1章 歴史とデザイン
現代建築史としての難波和彦 鈴木博之/技術と歴史をめぐって その1 難波和彦
・第2章 構造とデザイン
建築家・難波和彦との30年 佐々木睦朗/技術と歴史をめぐって その2 難波和彦
・第3章 デザインと教育
これからの難波和彦を予測する 石山修武/技術と歴史をめぐって その3 難波和彦/東京大学・早稲田合同課題 山代悟+東京大学難波研究室OB
・第4章 中規模幻想共同体をめぐって
座談会・規模幻想共同体をめぐって 司会・伊藤毅
鈴木博之×佐々木睦朗×石山修武×難波和彦
・付章 環境とデザイン
「箱」の通信簿 前真之
・あとがきにかえて 難波和彦
著者:難波和彦、伊藤毅、鈴木博之、佐々木睦朗、石山修武、前真之、山代悟
出版社:彰国社
サイズ:四六
ページ数:224
発行年:2010.10
