行動をデザインする Designing by Human Behavior
建築・都市施設の新設やリニューアルの計画段階において、空間とそこで行動する個人や群衆の関係を科学的に把握しておくことが重要となってきている。現在はパソコンレベルでも高度なシミュレーションが容易になり、計画・設計に有用なデータベースが蓄積されつつある。本書は、この分野の草分け的な存在である研究室がその長年の蓄積を基に編んだ計画系学生・院生のための教科書・副読本であり、豊富なケーススタディーを通して人の行動と空間の関係を科学的に解明するための考え方や方法を学習できるように構成されている。
■目次
・第1章 「居心地」をデザインする
快適な「ケータイ空間」をデザインする/美術館の賑わいをデザインする
街灯空間の居心地をデザインする/快適な明るさの連なりをデザインする
快適なレベル差をデザインする/気持ちのよい階段をデザインする
人が沿って歩きやすい壁をデザインする/都市情報メディアの見やすさをデザインする
ルールに従ってファサードをデザインする/盛り上がるダンス空間をデザインする
・第2章 「人の流れ」をデザインする
大勢の人の流れをデザインする/回避行動をデザインする/回遊行動をデザインする
縦方向の動線をデザインする/人の群集流動をデザインする/群集を画像で捉える
人の群集流動における交差をデザインする/歩行空間の経路選択をデザインする
追従歩行をデザインする/人の行動から空間をデザインする
・第3章 「人溜り」をデザインする
ターミナル空間の人溜りをデザインする/駅での立止り行動をデザインする
昇降施設回りの人溜りをデザインする/「エキナカ」をデザインする
街の人溜りをデザインする/住宅内での人の行動をデザインする
人と物との関係をデザインする
・第4章 「集い」をデザインする
集客ターゲットをデザインする/施設の魅力をデザインする
集客施設の入場者数をデザインする/人が集まる仕組みをデザインする
人集めを意識した街をデザインする/人の集まる都市空間をデザインする
地域の活性化をデザインする/魅力の組合せをデザインする
集客施設をリニューアルデザインする/魅力の配置をデザインする
集客のための情報空間をデザインする
・第5章 「安全」をデザインする
安全なデザインであるかを事前に検証する/避難する人をデザインする
誘導サインをデザインする/住宅を強くする仕組みをデザインする
復興対策をデザインする/地域の防災力を高める仕組みをデザインする
・第6章 「優しさ」をデザインする
個人の状態に合致した椅子をデザインする/施設の使い勝手をデザインする
優しい住宅をデザインする/音の伝わり方をデザインする
身体状況と行動データベースをデザインする/パーソナルスペースをデザインする
ナビゲーション方法のデザイン
著者:早稲田大学渡辺仁史研究室
出版社:彰国社
サイズ:B5
ページ数:139
発行年:2009.08
