宮脇檀 旅の手帖
建築家・宮脇檀が遺した旅の手帖3冊には、1993年から1998年5月までに訪れた地域の風景や建築などが記録されている。宿泊したホテルで実測するのが常であった氏は、窓やベッドの寸法、そして照明や浴室の設備にいたるまで詳細に描いており、氏はその習慣について、「実測はずいぶんいろんなことを教えてくれた」と語っている。本書では、この3つの手帖に記されたさまざまなスケッチや実測平面図の大半を収録するほか、それらと関連のある文章なども盛り込む。それらをあわせて読むことで、氏にとっての「旅」と建築デザインのつながりが想起できる。
■目次
・はじめに 父の旅 宮脇 彩
・No.1(1993.06.25-1994.05.13)
・No.2(1994.05.16-1995.08.19)
・No.3(1995.09.19-1998.05.16)
・コラム 建築物のなごりの石や土たち 宮脇檀
・宮脇檀の実測したホテル(本書掲載分)
著者:宮脇彩
出版社:彰国社
サイズ:A5
ページ数:199
発行年:2008.02
