宮大工 西岡常一の遺言
法隆寺の修復、薬師寺の金堂、西塔などの再建にたずさわった名棟梁、西岡常一の評伝。西岡常一の晩年を5年にわたり映像取材した筆者が、映像記録をもとに書いた人物論。法隆寺に伝わる棟梁の口伝を生き方の核とし、効率優先ではなく、千年さきのことを考えながらゆっくりと着実に仕事をすることを是とした西岡常一の生き方は、一見時代錯誤的だが、深い示唆に富んでいる。
■目次
・プロローグ
・薬師寺白凰伽藍復興奉行所1990年5月~9月
・法隆寺西里1993年11月
・棲蘭山への道1990年12月
・法隆寺西里1993年11月
・薬師寺伽藍1991年4月~7月
・木工作業所1990年10月~11月
・法隆寺西里1993年12月
・木工作業所1991年9月
・回廊組み上げ現場1991年11月~1992年5月
・法隆寺西里1994年1月
・エピローグ
・あとがき
著者:山崎祐次
出版社:彰国社
サイズ:B6
ページ数:252
発行年:2008.03
