体験的高齢者住宅建築作法
70歳にして愛着の家を手放し、あらためて高齢者用の家づくりを決意。しかし、苦難の連続。見積もりはオーバー、建築家はディテールにこだわり、約束の工期がすぎても家は建たず、前の家は引き渡して住む場所は・・。七転八倒。果たして建築家との家づくりの顛末は・・。
建築家小川広次との格闘の日々を綴る、悪戦苦闘の「モノガタリ」。
■目次
・はじめに
・序章 家づくりは80歳を考えて
完成予定26ヶ月前
1.はじまりは連れ合いのリタイアから
2.最初の住まいは公団住宅
3.極小の「大和町の家」について
4.1973年、38歳のとき
5.「大和町の家」もお金には苦労しました
・第一章 まずは土地探しから
完成予定26ヶ月前から18ヶ月前まで
・第二章 建築家決定
完成予定18ヶ月前から0ヶ月前まで
・第三章 最後の踏ん張り
完成予定日から本当の完成まで
・第四章 ようやく完成
家遊びは永遠に続く
・コラム-高齢者に向けた家づくりのアドバイス
1.土地の選び方 2.土地の法規を調べてください
3.なぜ建築家に頼むのか 4.建築家の選び方
5.80歳はイメージしてもらえない 6.寝室とバスルームは近くに
7.車椅子の対策 8.エレベーターはいつの日か、のために
9.建築家は利権代表 10.記憶は捨てない
11.デザインだけは若々しく
・対談 家づくりで思うこと/中原洋+小川広次
・あとがき
・「阿佐ヶ谷南の家」計画データ
著者:中原洋
出版社:彰国社
サイズ:A5
ページ数:301
発行年:2009.04
