力と変形の構造力学
構造力学を苦手とする学生は多い。理由のひとつは、曲げモーメントに代表されるような、目に見えない「力」の大きさや向きを明確にイメージして、計算式にのせることできないからではないか。たしかに曲げモーメントは目に見えないが、変形の様子は目に見える。本書は、この目に見える「変形」にこだわって、荷重・外力の作用によって、部材がどのように変形するかを常にイメージしながら、曲げモーメントのような「力」を考えることで、構造力学の基本やコツを解説する。変形を意識すると、無機的な構造力学の数式や公式が、有機的なものとしてイメージできるようになる。
■目次
・第一章 曲げモーメントの基本
・第二章 単純梁の解き方
・第三章 固定端をもつ梁の力学
・第四章 仕事・たわみ角・変位
・第五章 ラーメンと連続梁
著者:西谷章
出版社:彰国社
サイズ:B6
ページ数:157
発行年:2010.02
