疾風のごとく駆け抜けたRIAの住宅づくり 1953-69
建築家、山口文象により1950年代初めに創設されたRIA。現在は大規模な都市再開発を手掛ける事務所として知られるが、設立初期は大量の戸建て住宅を設計していた。その住宅群を見ると、一貫して住宅の新しい型を追究していたことがわかる。本書では、その知られざる住宅設計集団RIAの全貌を、当事者の証言、若手建築家らの評論によって明らかにする。
■目次
・はじめに 今、住宅を設計しているキミへ 磯達雄
・第一章 1953-69 RIA住宅の時代
再録・住宅とRIA 近藤正一
再録・建築家は住宅設計で生きられるのか 植田一豊
再録・組織 三輪正弘
・第二章 チームによる設計という挑戦
プランニングコンペ 近藤正一
平面、架構、壁 近藤正一
再録・予測ー建築家の行動限界 近藤正一
論考・真摯な姿勢からの出発 内田青蔵
・第三章 大量需要にこたえるために
RIAホームカウンセラーズ 近藤正一
コンピュータ利用のシステム 近藤正一
対談・DACシステムいついて 今井清輔×川崎浩
再録・再び住宅に挑む建築家の進路 近藤正一
論考・集団設計の今日的な意味 藤村龍至
・第四章 RIA住宅平面図集
・あとがき 近藤正一
著者:RIA住宅の会
出版社:彰国社
サイズ:四六
ページ数:224
発行年:2013.10
